VA SYDでは、2つの一般的な原則が基本となっています。1つ目は、スウェーデンでは水不足そのものが問題ではないとしても、水を無駄にするのは何か間違っていると感じるということです。もう1つは、新しい技術に関しては、小規模から始め、試行錯誤を重ね、失敗から学び、より大規模な導入での成功を確実にするというものです。この最初の原則が、漏水検知システムを導入する動機となりました。そして、2つ目の原則がアプローチを定義しました。すなわち、5,000世帯の比較的狭いエリアで実証実験を行うというものです。
大きな影響をもたらす小さな漏水
スウェーデンの水道事業者VA SYDはMalmøを拠点とし、総延長約5,000キロメートルの配管を運営しており、そのうち2,000キロメートルは飲料水用です。漏水の特定は複雑な作業です。「ごく最近まで、私たちはサービス中断を引き起こすような大規模な漏水しか検出できませんでした。実際、非収益水の大部分を占めているのは、多くの場合、小規模な給水管からの、より小さく、ゆっくりと進行する漏水なのです」と、VA SYDの開発エンジニアであるSimon Granath氏は指摘します。





